トトのお気楽日記

評価・・・・・４星

『2046』などで知られる香港の名匠ウォン・カーウァイが、アメリカを舞台に描くロードムービー仕立てのラブストーリー

監督：ウォン・カーウァイ
出演：ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、デイヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマンほか
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解説：
恋人に捨てられたエリザベスは彼のことが忘れられず、彼の行きつけのカフェに乗り込む。

そんな彼女を慰めてくれたのは、カフェのオーナー・ジェレミーと、甘酸っぱいブルーベリー・パイ。

それからのエリザベスは、夜更けにジェレミーと売れ残りのパイをつつくのが日課になる。

しかしそんなある日、彼女は突然ニューヨークから姿を消す。恋人への思いを断ち切れずにいたエリザベスは、あてのない旅へとひとり旅立ったのだった…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（シネマトゥデイ）
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感想：
ロード・ムービー的だからだろうか、旅が好きな自分としては、エリザベスが車を買うお金を貯める為に、各地を転々しながら、様々な人たちと出会う中で、いろんな考えを学んでいく姿は、なんかとても心地良かった。

なんか、ストーリー自体は大した事ないんよね～。ただ、カジノのシーンだったり、出会う人とのやり取りとかが、かなり好き。だから、ラブ・ストーリーって感じではなく、どちらかと行くと、やや旅・友情ものっぽく見れたのも、良かったかも。

ウォン・カーウァイ作品って、ＳＦチックなの苦手な自分としては、「花様年華(かようねんか)」（2000年）くらいしか見た事なく、やや暗い映像美ってイメージだったが、今回の「マイ・ブルーベリー・ナイツ」は、内での映像美は勿論見事だけど、外での表現も気にいった。

見終わった後、最近見たからか、ふと１００万円貯めるまで、転々としていた、蒼井優主演の「百万円と苦虫女」が、頭をよぎった。

なんで、自分は今回みた作品は好きで、「百万円・・・・」は駄目だったのか考えると、作品自体の明るさなのかも知れないと思った。確かに、自分が女性だったならば、後者も、もっと内面的な点などにも共感できたのだろうが・・・。

ロード・ムービーってなんかやっぱ楽しい感じで会って欲しい。旅好きとしては。

癒されるし、なんか元気になれる。最初、イマイチだったけど、どんどん引き込まれた作品。そして、ウォン・カーウァイの美的映像表現センスに拍手。期待通りで、満足でした。
まぁ、話はシンプルなので、物足りない人には物足りない恐れも・・。


詳細はコチラ↓
http://www.blueberry-movie.com/